本当の冒険のはじまり
命がけの冒険。
それこそが、ボクがトレジャーハンターを目指した理由だ。
とうとう、そのときがやってきた。
緊張と期待と恐怖でボクの両手は微妙に振るえ、背中に汗がつたった。
台座の上の玉をそっと両手で包み持ち上げる。
その玉は思った以上に軽く、あっけなく持ち上がった。
・・・何もおきない。
あれ?
遺跡が古すぎて仕掛けはもう壊れているのか?
ホッとする反面、少しがっかりして後ずさったその時、
入口が、いきなり上から落ちてきた石の壁によって、さえぎられた。
慌てて壁に体当たりした後、壁の周りを調べるが石の壁はビクともしない。
そして、その壁の下から勢いよく泉の水が入ってくる。
ボクにここから無事に出られるかどうか挑戦しろとでも言っているかのようだ。
ボクの心臓は再び燃え上がり、高鳴る鼓動が帰ってきた。
命がけの挑戦が今、目の前に広がり、だれも体験したことのない冒険が口を開けて待っている!
ボクのはじめての冒険はこうしてはじまった・・・
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